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【黒神話:悟空/レビュー】死にゲー好きなら絶対オススメ!中国のゲームスタジオが手掛けたダークファンタジー。

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2020年の発表から約4年、中国のゲームスタジオGameScienceが手掛ける「黒神話:悟空」のレビューをしていきます。

正直に言う、かなり面白い。アクションゲームの枠を超えて今年のGOTY候補の一つと言ってもいいクオリティでした。

ブログ運営者ならびにX(旧Twitter)をやっているGenn(@GennJump)です。

1.黒神話:悟空

中国のゲームスタジオGameScienceが手掛けるアクションゲーム。ストーリーのベースは中国の「四大奇書」のひとつである「西遊記」となっています。

「西遊記」がベースになっているといってもそれをそのままなぞっているわけではなく、「西遊記」の後日談になっているところが本作のポイント。

1.圧倒的な美麗映像

冒頭のムービーから映画でも見ているのかと思うような展開やカメラワークに心を奪われました。筋斗雲に乗って颯爽と敵陣(しかも巨大な神々)の元へ行くシーンは圧巻の一言です。

ムービーはもちろん通常のゲーム画面もすべてが綺麗で、自分の眼にはフレームレートを優先する「パフォーマンス」とグラフィックを優先するモードにほとんど違いが見られないくらいです。

※こちらは上記画像の動画になります

2.主人公(天命人)の動きにユニークなものが多い

髪の毛を如意棒や自分の分身に変化させたり、祠にお線香代わりに捧げたりと他のゲームでは普段見たことが無い動作がとてもユニークに感じられて新鮮でした。

3.スピード感と法術が組み合わさった戦闘が癖になる

敵の攻撃をタイミングよく躱すとクールな効果音と共に残像を残す瞬身や如意棒による多彩かつスピード感に溢れた攻撃。

さらに法術による分身、敵を固定できる「定身術」や大妖怪への変化などトリッキーな動きはどれも面白くまた戦術的にうまく活用できた時は爽快感も格別でした。

※こちらは上記画像の動画になります

4.教訓めいているのに引き込まれるストーリー

本作は各章ごとに話が分かれています。その合間に流れるムービーが時にアニメーションだったり、実写の人形風であったりと表現方法が違っています。

その内容が人間の愚かさや醜さなどに焦点を当てた構成になっているにもかかわらずそれを良い意味で抽象的に仕立ててあり、それで物語に引き込まれました。

2.気になったところ

既に世に出ているアクションゲームの良い所を上手く組み合わせた完成度の高い作品ですが、気になる点もいくつかあったのでご紹介します。

1.ロード時間が長い

映像がとても綺麗な反面ロード時間がPS5のゲームの中では群を抜いて長いです。ファストトラベルを利用した時などは特に長かったため、ここは本当に改善してほしいなと痛感しました。

2.飛び道具がない

武器が基本如意棒しかないため離れた敵に対して遠距離から取れる手段が乏しいです。

如意棒を伸ばして使う事ができるものの屋根の上などにいる敵にはほとんど当てる事ができず、どうしても倒したかったらそこまで行かないといけない苦労がありました。

無視すればいいじゃん?

遠距離攻撃してくる妖怪の大半がエイムと攻撃力から無視してるとこっちがすぐにピンチになるんです(汗)

通り抜けるだけならまだしも探索したいときは排除するようにしてます…

別の妖怪に変化するという方法もなくもないが、こちらも使ったらしばらく利用できないなどのデメリットもあるため多用できず…
もっと遠距離攻撃の方法も用意してほしかったところ。

3.まとめ

正直ストーリーは難解ですべてを理解することは出来なかったものの、それを踏まえてもトリッキーな天命人のアクションや心を奪われるような風景の数々は間違いなくプレイするに値するゲームでした。